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慢性的な痛みではなく急性的な痛み
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」です。欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれています。ふとした瞬間や、急な動作、重い荷物を持とうとしたとき、体を捻ったときなど、重度になるとその場で立てなくなったり寝返りができなくなったりするほどの激痛が走ると言われています。
原因は人によってで、骨のゆがみ・腰の筋肉の弱化・過度なスポーツによる筋肉負荷など多岐にわたります。いずれにせよ、腰に異常なストレスがかかっているときに発症します。
痛みを抑えたいのであれば「RICE(ライス)処置」を行うと良いでしょう。怪我の損害を最小限にするために施す応急処置のことをです。
R: Rest(安静)
I: Icing(冷却)
C: Compresshion(圧迫)
E: Elevation(挙上)
●R: Rest(安静)とI: Icing(冷却)
一般的には腰を痛めてから48時間は炎症物質が出続けるといわれています。この炎症物質は冷やすことである程度抑えられるので、初期段階は患部を冷やしましょう。入浴は初期段階ではやめておきましょう。炎症物質は温めると逆に広がってしまうという特徴があります。
一般的に筋肉の痛みは温めるとやわらぐといいますが、それはあくまで慢性的な凝りに対してです
●C: Compresshion(圧迫)
コルセットやさらしの着用も痛みを抑える効果があります。腰の動きをサポートするだけでなく、適度な圧迫で炎症・腫れを抑えます。ただし装着し続けていると腰の筋肉が弱っていってしまいます。痛みがひいてきたら外しましょう。
●E: Elevation(挙上)
患部を心臓より高く上げることです。患部を高い位置に持っていくことで、重力で炎症物質をコントロールします。ぎっくり腰の場合は、膝の下に枕や座布団を入れてあげると良いでしょう。